FakeNews:意識は嘘を見抜けない 養老孟子
(HarvardBusinessReviewに掲載された東大名誉教授養老孟子によるFakeNewsの解説
)
概要
- 情報化社会とは人間が全ての物事を意識によって情報に置き換え一元的に捉えれた社会のことである
- FakeNewsに騙されないことも大切だが所詮はその1つでしかない
- 根本的な問題として我々は自身の認知でしか世界を見れないことを気づくべきである
- 本来個々に差がある物事を一元的に捉えないようにするには自然の中で感覚を研ぎ澄ますことである
記号と情報の定義
- 記号は 記号を人が受け取り情報化されることで初めて情報と呼ばれるものになる
- そのうち意識で扱えるものを記号と読んでいる
- 意識で扱えるものは時間的に変化しないものだけである
嘘が発生する3段階
- 記号化する段階(嘘をつく)
- 情報を発信するかしないかを選択する段階(印象操作)
- 受け取る段階(誤った解釈)
ノイズを無視した一元的認識
- 情報化社会とは、全てが意識かされた社会のことである
- 情報化社会では、本来個々に違い(=ノイズ)がある現実を扱いやすいように一元的に捉える側面がある
- その際、本来それらを個々に捉えることができる感覚を無視している事になる
感覚と都市化
- 都市は、塗装により一元的に管理されている意識だけの世界のようなものである
- そこから抜け出し自然に触れることで意識だけの世界から抜け出し感覚を思い出せる