調査まとめ

必要な時に応じて引用できるようにするための資料集

【書評】顧客起点マーケティング

 

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)

  • 作者:西口 一希
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2019/04/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

概要

「Consumer is Boss by P&G CEO」
  • マーケティングにおけるアイデアは顧客を一人ずつ分析比較(=N1分析)することで得られる
  • 分析では「購買ファネル×次回購買意向」でセグメントを分け比較分析をするべきである
  • これらのフレームワークとして顧客ピラミッド、9セグメントマップとして提供している

(本で使われる図表は下記のリンクからダウンロードできる)

www.shoeisha.co.jp

 

マーケティングにおけるアイデア

  • 商品における良いアイデアとは独自性が便益になる案ある。
  • マーケティングにおいてこのプロダクトアイデアが何よりも大事ある
  • また、広告によるコミュニケーションのアイデアを考えるには試行錯誤の経験が求められる
  • ただし独自性は時が経つにつれてコモディティ化する可能性がある点に留意すべきである
  • これらを用いて初期の認知形成率を獲得できるかが今日競合に勝つ上で大切となる

 

 

顧客ピラミッド

  • それぞれに対して数人、数十人ずつ分析比較する
  • N1分析では定量的データのみではなく定性的なインタビューも大事
  • N1分析アイデアが見つかった後は再現性を検討する 

f:id:dialectic4th:20191231135520p:plain



パレートの法則

  • 80対20の法則とロイヤル顧客、一般顧客が対応している
  • 注目すべき点として下3層はあくまで現時点での売上が0であることである
  • しかしこの3層は将来的な見込み客である

f:id:dialectic4th:20191231135610p:plain



9
セグメントマップ

f:id:dialectic4th:20191231140056p:plain


 

競合分析

  • 既存商品の場合、特に競合との比較分析が大事である。競合の脅威を踏まえる

f:id:dialectic4th:20191231140206p:plain


 

その他

  • 広告手法のペルソナは開発初期の空想的な人物だけであって、最終的には具体的な1人であるべきである
  • 当然のだがマーケティングは失敗することも多々ある。その際は多くの反省が大事