調査まとめ

必要な時に応じて引用できるようにするための資料集

【書評】ビジネスモデル・ジェネレーション

 

 

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

 

 

この本は?

大企業で新規事業を立ち上げ設計する際の各工程におけるフレームワークを体系化したもの。

本書に則れば共通で確かなフレームワークを持ってして議論を展開できる。

※1 起業の科学の著者によれば本フレームワークはスタートアップでは不要な項目があるとのこと。

※2 筆者自身本書は既存のフレームワークを集約させたものだと述べている。

 

扱われている概念

  • ビジネスモデルキャンバスの説明(既存モデルを理解、大企業における新規考案に向いている)
  • 共感マップによるペルソナ策定
  • 収益モデル紹介(アンバンドル、ロングテールマルチプラットフォーム、フリー、オープンビジネス)
  • ブレインストーミングのやり方(起点、多様性、システム思考)
  • デザイン精神・プロトタイプの概念の拡張(スケッチ、詳細キャンバス、予測シート、フィールドテスト)
  • PEST分析
  • SWOT分析
  • バリューイノベーション(ブルーオシャン戦略、コストダウン or 価値アップ)
  • 新規事業開発の進め方(最初は不確実で時間がかかる)

 

所感

ためにはなる。ただ必要性に迫られた時に読まないと内容が理解しにくい。

また、フレームワークを学ぶのであれば、哲学を先に学んでフレームワークを作れる側になったほうがよい。

具体的には、デカルト方法序説、システム思考、科学哲学の3つを学ぶことをオススメしたい。

そうすれば、世のロジカルシンキングだとかフレームワークを鵜呑みにせず自分のものにできるようになる。

 

初回作成日:2018/10/21

最終更新日:2018/10/21