【書評】ビジネスモデル・ジェネレーション
- 作者: アレックス・オスターワルダー,イヴ・ピニュール,小山龍介
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: 大型本
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この本は?
大企業で新規事業を立ち上げ設計する際の各工程におけるフレームワークを体系化したもの。
本書に則れば共通で確かなフレームワークを持ってして議論を展開できる。
※1 起業の科学の著者によれば本フレームワークはスタートアップでは不要な項目があるとのこと。
※2 筆者自身本書は既存のフレームワークを集約させたものだと述べている。
扱われている概念
- ビジネスモデルキャンバスの説明(既存モデルを理解、大企業における新規考案に向いている)
- 共感マップによるペルソナ策定
- 収益モデル紹介(アンバンドル、ロングテール、マルチプラットフォーム、フリー、オープンビジネス)
- ブレインストーミングのやり方(起点、多様性、システム思考)
- デザイン精神・プロトタイプの概念の拡張(スケッチ、詳細キャンバス、予測シート、フィールドテスト)
- PEST分析
- SWOT分析
- バリューイノベーション(ブルーオシャン戦略、コストダウン or 価値アップ)
- 新規事業開発の進め方(最初は不確実で時間がかかる)
所感
ためにはなる。ただ必要性に迫られた時に読まないと内容が理解しにくい。
また、フレームワークを学ぶのであれば、哲学を先に学んでフレームワークを作れる側になったほうがよい。
具体的には、デカルトの方法序説、システム思考、科学哲学の3つを学ぶことをオススメしたい。
そうすれば、世のロジカルシンキングだとかフレームワークを鵜呑みにせず自分のものにできるようになる。
初回作成日:2018/10/21
最終更新日:2018/10/21