調査まとめ

必要な時に応じて引用できるようにするための資料集

【調査】ストレスとは何か

概要

  • ストレスとは「日々遭遇する様々な出来事(ストレッサー)が自分の対処能力を超えた脅威であると感じる時に起こる(防衛)反応」である (セリエ 1936)
  • ストレス自体は良いものでも悪いものでもない、良い反応にもなりうる
  • ストレスを感じると自律神経を通して身体症状、認知の歪みが起こる
  • 過度にストレスに晒され反応が起こると自律神経が乱れる
  • ストレス理論自体はストレスを自らコントロールできるようにするためのパラダイムである

 

 


精神病

  • 精神病は、ストレスによって起こりうる心身の状態を指す「病態」である
  • 特定の何かの病気を指すわけではない
  • 鬱病躁鬱病社会不安障害適応障害、妄想障害などがある
  • 精神病のうち代表的な統合失調症の時間サイクルは以下のものである

 

f:id:dialectic4th:20191230172458p:plain
引用:https://kampo-se


 

ライフステージに伴う人間関係におけるストレス要因

f:id:dialectic4th:20191208132754p:plain

引用: マネジメント人間工学 p.60 


ストレス解消方針

  • ストレッサーと闘う
  • 意識/認知を別のことに集中させる(例:趣味、瞑想など)
  • 意識/認知を修正/合理化する




ストレス解消法

  • 運動
  • 瞑想
  • 読書
  • 音楽
  • 散歩
  • 人と過ごす
  • マッサージ  など 

 

 

認知行動療法(認知の修正によるストレス軽減)

  • 信頼関係を気づき相手を理解する
  • 要素還元主義的に問題を分解する
  • スキーマを(思考回路のパターン)発見し、必要に応じて修正する



悩みへの対処法 by 道が開ける

  • 一日区切りで区切る:昨日の悩み事を今日まで持ち越さない
  • 事実の把握:「この世の悩みの大半は判断の根拠となる知識が十分でないのにあえて判断を下そうとするから生じる」
  • 最も効果的な対処法:何か建設的な活動に悩む時間がないくらい没頭すること

 

 

コラム:ストレスは定義が曖昧

  • ストレスは定義が学術的にも非常に曖昧な言葉である。
  • ストレスの研究は1936年のセリエの論文に始まり、今日も日々研究されている状態にある。
  • 学術界隈でもストレス万能説なんて言われていたりする。例えば、ストレスと言いながら、それが疲労なのか、怒りの感情なのか、ただの混乱なのか、悩みなのか、はっきりしないまま混ざっている場合がある。
  • したがって、人によって異なってしまう言葉による概念ではなく事象を列挙した上で、それらを説明/適切に対処するために必要最低限な言葉をもってしてストレスを定義すると良いのではないかと思う。
  • また、西洋医学的/要素還元主義的では対処できないため東洋医学的/全体主義的に扱う必要がある。
  • 加えて、認知によるストレスを扱うには、人間は常に現実を正しく捉えられず、意識によって解釈された認識のみがあることを念頭に置く必要がある
  • 以上を踏まえ、概要ではストレスへの対処法を論じるために必要最低限な記述を行なってみた。

 


参考文献

 ストレスによって起こる症状

・ストレス小理論
https://www.niph.go.jp/journal/data/42-3/199342030002.pdf


ja.wikipedia.org

精神医学ハンドブック 第7版―医学・保健・福祉の基礎知識

精神医学ハンドブック 第7版―医学・保健・福祉の基礎知識

 
 
 
 
 

ストレス対処法

道は開ける 新装版

道は開ける 新装版

 
 

ja.wikipedia.org

kokoro.mhlw.go.jp

 

www.youtube.com

www.youtube.com